切らないたるみ治療 ハイフ(HIFU)とは?
ハイフ(HIFU)とは、正式名称をHigh Intensity Focused Ultrasoundと言い、その頭文字を取った略称としてHIFUと呼ばれており、「高密度焦点式超音波」の意味です。皮下組織・SMAS筋膜に超音波を一点に集中させ、表面の皮膚を火傷させずに熱で引き締める仕組みで、肌のたるみを根本的に改善する治療法です。
非侵襲のリフティング治療 超音波と高周波の違い
-
引き締め+引き上げ
- SMAS筋膜層をターゲットに照射
- 引き締め+引き上げ
- 施術直後から効果を実感
-
引き締め
- 真皮層をターゲットに照射
- 引き締め(弾力)
- 施術1ヶ月後から徐々に効果を実感
ハイフ(HIFU)は
どんな人におすすめ?
ハイフ治療が特に向いているのは主に次のような方です。
こんな方におすすめ
- フェイスラインのたるみを引き締めたい
- 小じわやほうれい線が気になる
- 肌質を改善したい
- 二重アゴが気になる
- 小顔になりたい
- できるだけダウンタイムなく施術を受けたい
- メスを使用する施術は怖い
20代におすすめな理由
20代は、友人と並んで写真を撮ったり、自撮りをすることも多く、他人の目が気になる年代です。20代前半の人が肌の衰えを感じることは少ないかもしれませんが、肌の変化は加齢に伴って少しずつ進んでいます。一方で20代後半はホルモンバランスが変化し、シワやたるみが気になり始める年代です。肌の変化が気になり始めたら、予防として早めに医療ハイフを検討してみるとよいでしょう。
30代におすすめな理由
化粧品メーカーが20~40代の女性を対象に行った実態調査では、肌のハリが衰えていると実感し始める年齢は32.3歳頃で、より深刻に感じる年齢は34.8歳だと報告されています。「ちょっと肌がたるんできたかも」と思い始めてから、肌の衰えを深刻に感じるようになるまでの期間は、わずか2年ということです。こうした化粧で隠すことが難しい肌の衰えには、肌の深層に直接働きかける医療ハイフがおすすめです。
おすすめできない人
ハイフはすべての方が効果を実感できるわけではありません。以下に当てはまる方にはおすすめしておりません。
おすすめできない人
- 皮膚がたるんでいない
- 顔の脂肪が少ない
- たるみが進行し過ぎている
当院では、施術前に必ず無料カウンセリングを行い、たるみの度合いや脂肪量に合わせて最適な施術をご提案いたします。自分がハイフに向いているかわからない場合は、まずはお気軽にご相談ください。
3D HIFU
- 引き締め×美肌のW効果
- ペンタイプの新型ハイフ
ペンタイプカートリッジで細かい部位まで照射可能にし、すぐに効果が実感できます。これ1つで引き締め+美肌のW効果が期待できる最新のハイフです。
3D HIFUの施術動画
3D HIFUの症例写真
第3世代タイタン(Tightan)
- 業界最速の治療時間
- 痛みが大幅に軽減
- 強力な治療効果
従来のHIFU(ハイフ)より約2倍速くなった治療時間が特徴で、少ない痛みで高い治療効果が期待できる第3世代のHIFUマシンです。
第3世代タイタンの施術動画
第3世代タイタンの症例写真
ソノクイーン(sonoQueen)
- 痛みが大幅に軽減
- たるみ・目元ケア
- ダウンタイムが少ない
独自の3つのカートリッジにより浅い層から深い層まで照射が可能となり、「目元の小ジワ」や「たるみ」の治療を行う新型HIFUマシンです。
ソノクイーンの施術画像
ソノクイーンの症例写真
ダブロ(Doublo)シリーズ
- 痛みが少ない
- 美肌効果
- ダウンタイムが少ない
3つのカートリッジから、高密度の超音波をあてる層や超音波の周波数を選ぶことが可能で、より効果的に「シワ」や「たるみ」の治療をオーダーメイドで行います。
ダブロの施術動画
ダブロの症例写真
当院HIFU(ハイフ)の比較表
3D HIFU | 第3世代 タイタン |
ソノクイーン | ダブロ | |
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効果 | 引き締め + 美肌 |
引き上げ |
引き上げ |
引き上げ + 引き締め |
痛み | ほとんどなし |
弱い |
弱い |
あり (高出力) |
ダウンタイム | ほとんどなし | ほとんどなし (特にむくみ・あかみ) |
ほとんどなし (特にむくみ・あかみ) |
ほとんどなし (特にむくみ・あかみ) |
施術回数 | 1ヶ月に 1回 |
3ヶ月~ 半年に1回 |
3ヶ月~ 半年に1回 |
3ヶ月~ 半年に1回 |
施術時間 | 全顔 約30分 |
全顔 約20分 |
全顔 約60分 |
全顔 約50分 |
目元の施術 | 不可 |
可能 |
可能 |
不可 |
価格(税込) | 全顔 19,800円 |
全顔 29,800円 |
全顔 44,000円 |
全顔 162,000円 |
ハイフ(HIFU)治療の注意点
ハイフはダウンタイムや副作用がほとんどなく受けやすい施術ですが、ハイフを受ける前に押さえておきたい注意点があります。
ハイフ(HIFU)は効果がない?
ハイフは気軽に受けることができ変化もしっかり感じられる方が多い施術のひとつです。しかし、なかには「いまいち効果がなかった」と感じる方もいるようです。効果がない・わからないと感じるのは、主に以下の原因が考えられます。
- 出力/ショット数/機器がその人に合っていない
- 万全ではない肌状態で受けている
出力/ショット数/機器がその人に合っていない
ハイフは、ショット数(超音波を照射する回数)によって効果が変わります。
ショット数が多いほど強い照射効果、もしくは広い照射範囲にハイフを打てますが、その分肌にかかるダメージも増えます。
ショット数が少ないと効果が出なかったり、逆に強すぎてダメージを与えすぎてしまったりするので、肌の状態に合った設定で照射することが重要です。
万全ではない肌状態で受けている
ハイフは受ける方の肌状態などによって、美容効果に個人差が生まれます。例えば、施術前から強い炎症起こしている方へハイフを照射すると、悪化することも。お肌の状態によっては症状が落ち着いてからの施術をおすすめしています。
ハイフ(HIFU)のデメリットや副作用
ダウンタイムが少なく気軽に受けることが魅力のハイフですが、まれに施術後に赤みや腫れ・乾燥・むくみなどの副作用が出る可能性があります。また以下のようなデメリットもあります。
- 効果が出るまでに時間がかかる場合がある
- 施術中に痛みがある
効果が出るまでに時間がかかる場合がある
ハイフは、熱刺激によって起こる反応を利用してお肌にハリを生む治療であるため、効果が現れるまでに多少時間がかかります。個人差はありますが、平均して治療1ヶ月後から3~6ヶ月かけて効果が徐々に現れます。
また、治療直後にリフトアップ・タイトニング感を実感することもありますが、これは強い熱作用によって組織(脂肪や筋肉、靭帯など)が即時的に収縮する(キュッと縮む)ことで張りが出たように感じるためです。
また、治療後に熱刺激による炎症によって起こる浮腫(むくみ)や腫れをハリ感に感じることもあるようです。
施術中に痛みがある
ハイフの痛みは、大きく2種類に分けられます。一つ目は、高出力の超音波エネルギーによる「熱さの痛み」です。皮膚の奥がチクチクしたり、熱さを感じたりするのが特徴です。
そして二つ目は「骨に響く痛み」です。皮質骨が超音波を吸収して生じる熱反応が原因で起こります。
痛みの感じ方には個人差がありますが、一般的に皮膚が薄く骨に近い部分ほど痛みが強くなる傾向に。また、脂肪が薄い部分のほうが痛みは出やすいです。
我慢できる程度である場合がほとんどですが、心配な方は事前に医師にご相談ください。
エステサロンでの
ハイフ(HIFU)治療に注意!
ハイフの施術はクリニックだけでなく、エステサロンでも受けられます。
では、医療ハイフとエステハイフにはどのような違いがあるのでしょうか?
- 出力エネルギー・効果
- 施術回数
- 安全性
- 価格
出力エネルギー・効果
エステサロンで行う「エステHIFU」は、エステ用に出力を落とした機器を使います。エステHIFUは低出力なので、痛みが少ないというメリットがありますが、その分効果を持続させるために短い間隔で治療を行う必要があります。結果的に治療回数が増えるため、コストパフォーマンスが低い点はデメリットといえるでしょう。
施術回数
医療ハイフはおよそ3ヶ月~半年に1回受けると効果的ですが、エステハイフはおよそ月に1~2回程度と短い間隔で施術を受ける必要があります。
当院で受ける医療ハイフは医療知識を熟知した医療従事者が、リスクと効果などを丁寧に説明した上で施術を行いますので、安全性の面でも安心して受けられます。
安全性
ハイフは基本的にはリスクが少ない施術ですが、まれに赤みや腫れ、むくみなどの副作用が出るケースもあります。また、出力が低く抑えられているとはいえ、本来はがん治療にも使われていた医療機器なので、トラブルが起こる可能性も否定できません。エステHIFUは医師の管理下で行われるものではないため、トラブルがあった場合に対応が不十分になる可能性も考えておきましょう。
価格
医療ハイフは効果が高いため、価格もやや高くなっています。
一方エステハイフは安く受けられますが、満足できるような効果を得るには、医療ハイフより短い間隔で、何度も受ける必要があります。
少ない回数で高い効果を得られる医療ハイフを受けたほうが結果的には安く済みます。費用対効果の面からみても医療ハイフの方がおすすめです。予算に合わせるのはもちろんですが、効果がしっかりと得られるか・負担のないペースで通えるかもよく検討したうえでの選択が大切です。
施術の流れ
-
STEP 1
カウンセリング
カウンセリングでは、肌の状態を確認します。
気になることなど、何でもご相談ください。 -
STEP 2
洗顔
施術前にメイクを落としていただきます。
メイク落とし、洗顔料、タオル等はクリニックにてご用意しております。 -
STEP 3
第3世代タイタンの照射
シワ・たるみなどお顔の気になる箇所に第3世代タイタンを照射していきます。
治療時間は顔全体約20分程度です。 -
STEP 4
施術後
治療直後からメイクが可能です。
アフターケアとして、保湿剤と日焼け止めを頻繁に塗ってください。
まれに赤み、むくみ、鎮痛などを感じる場合がありますが、数日間で戻ります。
ハイフ(HIFU)が受けられない人
以下に該当する方はハイフをお受けいただくことはできませんのでご注意ください。
- 照射箇所に金の糸が入っている方
- 照射箇所にプレートが入っている方
- 涙袋にヒアルロン酸が入っている方への涙袋への照射
- 最短2週間以内にフラクショナルCO2レーザーやダーマペン等、穿孔治療を受けた方
- 脂肪移植を6ヵ月以内に施術を受けた方
- 傷ついた皮膚、または切り傷の治療を受けた部位
- 施術部位の感染、または施術部位の皮膚障害
- 妊娠中の方
ハイフ(HIFU)と他治療の
併用について
ハイフは単体でも効果を実感しやすい施術といわれていますが、他の施術と組み合わせて受けることで、より高い効果が得られます。ここからは品川美容でおすすめしているハイフと組み合わせ可能な人気メニューをご紹介します。
糸リフトとの併用
たるみでお悩みの方におすすめしたいのが美肌アモーレ(糸リフト)との組み合わせです。ハイフでSMAS筋膜を引き上げ、さらに美肌アモーレ(糸リフト)を行うことで表面上の皮膚そのものをグッと引き上げます。2つの施術を同時に行うことで、リフトアップ+たるみにくい肌の土台を作ることができます。5年先、10年先のことを見据えることが「たるみ治療」ではとても重要です。相乗効果が期待できるのでたるみのお悩みに最適な組み合わせ治療としてお勧めしています。
ボトックスとの併用
フェイスラインでお悩みの方におすすめしたいのがプチ小顔術(エラボトックス)との組み合わせです。
ボトックスで咬筋を休ませエラ張りを改善し、ハイフでたるみ治療をすると、よりフェイスライン部分がシャープに感じられます。
また、咬筋はわりと大きい筋肉で、その筋肉があることで肌にハリが保たれているケースがあります。ボトックス後に口の横のたるみが気になる方、たるみを予防したい方にはハイフ治療との組み合わせをおすすめしています。
脂肪溶解注射との併用
お顔の脂肪でお悩みの方におすすめしたいのが1日脂肪取り® 顏やせ(脂肪溶解注射)との組み合わせです。
脂肪溶解注射で脂肪細胞を分解・排出し、ハイフでたるみ治療をすることで、スッキリした小顔を目指すことができます。
ピーリングとの併用
お顔の小ジワでお悩みの方におすすめしたいのがコラーゲンピールとの組み合わせです。
ハイフを照射することで熱凝固で傷ついた細胞が修復されコラーゲンが活性化されます。さらにコラーゲンピールで線維芽細胞を活性化させることでハリ感や弾力アップといった効果が期待できます。
ハイフ(HIFU)治療についての
よくある質問
- Q ハイフ(HIFU)治療は何歳から受けられる?
-
A
ハイフ(HIFU)治療は、幅広い年齢層で受けられますが、クリニック、美容サロンともに、18歳未満の未成年の契約には親権者の同意が必要です。
一般的には、お肌のお手入れのためや、たるみが出始めて治療を受ける20~30代や、シワやたるみが気になる40代~50代の方が多いです。
ご不明点がありましたら、まずはお気軽にご相談下さい。 - Q ハイフ(HIFU)は何の略?
- A ハイフ(HIFU)は「High Intensity Focused Ultrasound」の略で、日本語では「高密度焦点式超音波」と訳されます。虫眼鏡で光を集めたように一点に集中して超音波(Ultrasound)を照射する仕組みになっているため、「高密度焦点式(High Intensity Focused)」という名称がついています。
- Q ハイフ(HIFU)治療の効果はどのくらいあるの?
- A たるみや脂肪の付き方など、治療を受ける際の肌の状況によって効果を実感する度合いは変わります。あくまで目安ですが、30代から40代後半の方は顔の引き締めやリフトアップ、皮下脂肪の除去などの効果を実感しやすい傾向にあります。
- Q ハイフ(HIFU)治療の効果はどのくらい続きますか?
- A 個人差や治療方法にもよりますが、治療後、約3ヶ月経過時点で効果が最大となり、その後も半年から1年くらい続くのが一般的です。効果が長くなるのは、ハイフ(HIFU)の超音波をあてることで時間をかけてコラーゲンがつくられるため、お肌のハリや弾力が持続しやすいからです。このため、忙しくて時間が取りにくいような人にも向いています。
HIFU(ハイフ)の詳細
ハイフ4つの効果
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リフトアップで小顔効果
ハイフの効果として、フェイスラインを引き上げるリフトアップ効果が期待できます。肌の内側で、超音波を一点に集中することによるたるみの改善作用があります。 -
ほうれい線やシワ、目元のたるみ改善
ハイフは、ほうれい線のシワや目元のたるみ改善の効果も期待できます。ほうれい線も目元のたるみも皮膚のたるみが要因としておこります。ハイフの効果によってたるんでいる皮膚を引き上げ、ほうれい線やシワの改善が期待できます。 -
ダイエットや部分痩せの効果
ハイフは、特定の超音波で体の特定の部分の脂肪細胞に対して熱エネルギーを照射します。脂肪細胞を破壊し、機能しなくなったものを老廃物として体から排出しやすくしてくれます。脂肪細胞が排出されることによってダイエットや痩せる効果が期待できます。 -
肌質の改善
医療ハイフは肌質の改善効果も期待できます。深層の皮膚組織に熱を集中的に送り、コラーゲンとエラスチンの生成を促進することで肌のハリと弾力が増し、肌質が滑らかになることが期待できます。
ハイフの効果を実感しやすい悩み
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フェイスラインのたるみ
フェイスラインのたるみは、ハイフの効果が実感しやすい部位とされています。個人差はありますが、施術直後からリフトアップ効果を感じられることもあります。
フェイスラインのたるみが解消されることによって、お顔がシャープな印象になり、顔が小さく見える効果が期待できます。 -
ほうれい線やシワ
ほうれい線やシワができる原因も、SMAS筋膜が緩むことでの皮膚のたるみとされています。ハイフによって頬周りや気になる部位のたるみを引き上げることで、ほうれい線やシワの改善効果が期待できます。 -
二重あご・あご周りのたるみ
二重あごやあご下周りのたるみやもたつきにも効果が期待できます。ダイエットやマッサージでは思うように効果がでない人でも、ハイフなら熱エネルギーを加え脂肪細胞を破壊することで二重あごやあご周りのたるみの改善効果が期待できます。
ハイフは効果がないって本当?
いつから実感できるの?持続期間は?
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ハイフは効果がない?
ハイフの効果はすぐ出る場合もありますが、基本的には施術の数日後からとされており、効果を実感するまで時間がかかることがあります。また、ショット数が少ない場合や回数が少ないと効果が感じにくいことがありますので、医師と相談して適切な回数を打つことが重要です。 -
ハイフの効果の持続期間
ハイフの効果は、人によって個人差はありますが、通常6ヶ月から1年ほど持続すると言われています。期待できる効果は治療後2~3ヶ月が目安とされており、その後は徐々に減少することが一般的です。これは肌のコラーゲン生成が進行し、加齢や外的要因などの影響を受けるためです。
ハイフのメリット
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傷跡なしで効果が期待できる
ハイフは、皮下組織・SMAS筋膜に対して特定の超音波を当てることによって効果が期待できる施術になります。特定の超音波を使用して施術を行うことによって体にメスを入れたりする施術と比べて、傷跡を残すことなくたるみやシワの改善効果が期待できます。 -
施術時間が短い
ハイフは施術時間が短いことも人気の要因の一つです。顔全体で約30分~40分ほどで施術が可能です。日常的に時間がない方で、たるみ改善やシワの改善効果を期待したい人にもおすすめです。 -
肌へのダメージが少ない
ハイフでは、出力やショット数を調節することができるため、肌にかかるストレスや痛みを和らげることが可能です。そのため赤みや腫れといった副作用も少なく、肌へのダメージを抑えることもできます。施術を受けたことが周囲の人に気づかれにくいのも特徴の一つです。
ハイフのデメリット
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施術中に痛みを感じる可能性がある
ハイフのデメリットとして、施術中に痛みを感じる場合があります。メスを使用しない施術のため表面的な痛みはありませんが、熱エネルギーによって肌がピリピリとするような痛みを感じる場合があります。 -
乾燥しやすくなる可能性がある
ハイフは、皮膚の深部に熱を送り込むため、一時的に皮膚の水分が失われて乾燥しやすくなることがあります。さらに、皮膚が敏感になることもあるため、乾燥による不快感が生まれたりすることもあります。ただし、しっかりと保湿やスキンケアをすることで施術後の乾燥を和らげることも期待できます。 -
人によっては効果を実感しにくい場合がある
ハイフは、部位によって期待できる効果に個人差があります。皮膚の厚みであったり、脂肪の量によっては、期待していた効果に及ばないこともあります。医師との相談をしっかり行い、回数や機器を変更してアプローチすることもできます。
ハイフ(HIFU)のダウンタイムはある?
ハイフ(HIFU)のダウンタイムには個人差がありますが、施術後に赤みや腫れ、ヒリヒリとした痛みが出る場合があります。数時間程度でだんだん落ち着いてきますので、患部を冷やして様子を見ましょう。必要に応じて外用薬も処方しますので、医師の指示に従って使用してください。また、まれに赤みが残る、水ぶくれができる、かさぶたができる、色素沈着が起こるなどの異常が生じることもあります。気になる症状が現れた場合はすぐにご連絡ください。
ダウンタイム中は肌が紫外線に弱くなっているため、施術後3ヶ月程度は日焼け止めなどで対策しましょう。メイクは赤みが痛みが引けば可能です。シャワーや洗髪も当日から可能ですが浴槽に浸かるのは翌日以降にし、施術部位を擦らないようにしてください。
ハイフの副作用は?
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赤み、腫れ、むくみ
ハイフの治療後には、一時的に赤みや治療部位の腫れ、むくみが見られることがあります。また施術中や施術直後に短期的な痛みなどが生じることがありますが、施術後数日で治ることが多いです。 -
火傷(やけど)、水ぶくれ
ハイフは熱エネルギーを肌の内部に送る施術のため、熱によって火傷や水ぶくれが起きる場合があります。これらは機器の出力が強かったり、自分の肌と合わなかったりした場合に起こることがあります。 -
神経損傷のリスク
ハイフは比較的安全とされていますが、稀に神経損傷のリスクがあります。これは、ハイフが皮膚の深部に熱を送るため、周囲の神経に影響が及ぶ可能性があるためです。これにより一時的な麻痺や感覚低下が治療部位で起こる場合があり、大抵は数日~数週間で改善されます。しかし、稀に長期化することもあるため、麻痺などがある場合はすぐに医師に相談することが望ましいでしょう。
ハイフの施術を受ける際の注意点
- 施術前に肌に負担をかけない
- 当日は飲酒を控える
- 紫外線ケアに気を配る(紫外線ダメージに注意する)
- 照射部分を刺激しない
- 血流の促進を避ける
ハイフの施術前後は、肌への負担を避けておくことが大切です。紫外線を受け過ぎてしまうと肌への負担になったり効果が期待できなくなったりする可能性があります。
また、ハイフの施術当日は、お酒や食事にも注意が必要です。お酒は血行に影響するため、治療の効果を低下させる可能性があります。
ハイフ後も、施術部位を刺激しないように注意が必要です。肌をこすったり、強く揉んだりすると、治療の効果を損なう可能性があります。また、血流を促進するような運動やマッサージもできるだけ避けてください。
ハイフが向いている人の特徴
- メスを使わないでリフトアップしたい人
- ダウンタイムの少ない施術をしたい人
- フェイスラインを引き締めたい人
- シワやほうれい線、目元を引き上げたい人
- 肌質を改善したい人
ハイフはリフトアップ効果が期待できるため、肌のたるみやシワなどが気になる人に向いている施術になります。さらにメスを使用しないで超音波を使用して小顔効果や肌質の改善が期待できる施術のため、傷跡やダウンタイムが気になる人にもおすすめの施術です。
ハイフに向いていない人の特徴
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顔の脂肪が少ない人
ハイフに向いていない人の特徴のひとつに、顔の脂肪が少ないことがあげられます。
ハイフは超音波によって真皮層、皮下脂肪、SMAS筋膜の決まった層にアプローチする機器です。皮下脂肪が少ないと超音波が周辺組織に影響を与えてしまうことがあるため、皮下脂肪の厚みが必要となります。
また、頬の脂肪が少ない人は、ハイフでたるみが緩和されることによって頬がコケたように見えたり、元からあった頬のコケが目立つ可能性があります。 -
たるみがない、たるみが強い
たるみがない人はハイフによる効果を感じにくいため、ハイフには向いていないといえるでしょう。特に10代や20代前半の人は、筋膜の衰えが少なく、SMAS筋膜にエネルギーを加えても大きな変化が起こりにくいことが考えられます。そのためハイフによる効果を感じにくい可能性があります。
逆に、たるみが強いためにハイフが向いていないケースもあります。50代~60代以上の人はたるみが強いためにたるみを完全に戻すことが難しく、効果が実感できないこともあります。
いずれにせよたるみの度合いによるため、自己判断をせず医師に相談することをおすすめします。 -
顔に金属やシリコンを入れている人
顔に金属やシリコンを入れている人はハイフを受けられません。ハイフによる熱が金属に伝わり、やけどの原因となることがあるためです。
例えば、金の糸による糸リフトをしている人はハイフに限らずレーザー治療やラジオ波による施術も制限されます。そのほかに、口の中にインプラントが入っている場合も注意が必要です。
また、顔に限らず、金属やシリコンを体内に入れている人はハイフを受けられない可能性があるため、必ずカウンセリング時に確認をしましょう。
ハイフの効果を得やすくする方法
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信頼できるクリニックで施術を受ける
ハイフの効果を得やすくするために、クリニック選びは慎重に行いましょう。ハイフは機器の違いやショット数だけではなく、照射する角度や深さによって効果に違いがでます。
また、ハイフは本来医療行為です。エステでのハイフやセルフハイフは、厳密にいうとハイフとは呼べない超音波機器を使用しています。出力が弱いため皮膚の浅い層に留まった照射となり、医療ハイフと比較して効果を得られにくく、かつ持続時間も短いといわれています。ハイフはクリニックなどの医療機関で受けましょう。 -
繰り返し施術を受ける
ハイフの効果は3ヶ月~6ヶ月程度のため、効果を持続させたい場合は繰り返し施術を受ける必要があります。
3ヶ月程度期間を空けると再度施術を受けることができます。間隔が短すぎると肌の負担が大きく、間隔が長すぎると効果が持続しないため、適切な間隔で繰り返し施術を受けましょう。「たるみが完全に元に戻った」と感じる前に「たるみが気になるかもしれない」と感じたタイミングでの再施術を検討すると良いでしょう。 -
適切な照射出力・ショット数を打つ
ハイフの効果を得やすくするためには、適切な出力とショット数を見極めることも大切です。適切なショット数や出力は、施術部位や希望する効果、悩みによって異なります。むやみにショット数を増やしたり、照射出力を上げると、効果が得られないばかりかやけどを負ってしまう可能性もあります。たるみの強弱や肌の状態により、適切な出力とショット数を医師に提案してもらいましょう。 -
アフターケアを怠らない
ハイフは超音波によって肌の内部に熱エネルギーを与える施術です。施術後は肌が乾燥しやすく、紫外線の影響を受けやすくなることもあるため、肌の水分を守るための保湿や紫外線対策などのアフターケアを怠らないようにしましょう。
また、ダウンタイムが長引くと効果を感じにくくなる可能性もあるため、飲酒など血行がよくなる行為は控え、施術した場所に過度な負荷がかからないようにすることも方法のひとつです。
本ページの医師監修
美容医療の力であなたの人生をより美しく豊かなものにできるよう全力でサポートいたします。
ぜひお気軽にご相談ください。
品川スキンクリニック 品川本院院長 吉良 匠平
品川スキンクリニック 品川本院
院長 吉良 匠平
ドクターコメント
年1回の糸リフトと組み合わせて
年1~2回のハイフ(HIFU)治療の
併用がおすすめ!
ハイフ(HIFU)治療単体でももちろん引き締め・引き上げ効果は期待できますが、ドクターおすすめの受け方は「年1回糸リフト&年1~2回ハイフ(HIFU)」。糸リフトで引き上げたフェイスラインを、ハイフ(HIFU)治療で維持するというイメージです。
> 当院の糸リフト「美肌アモーレ」はこちら
品川スキンクリニック 品川本院院長 吉良 匠平
品川スキンクリニック 品川本院
院長 吉良 匠平